壺中天

歴史、旅行、ごはん、ゲームなどアジアなことを色々つづります。

【ごはん】山東省名物「黄燜鶏米飯」は懐かしい味

今日もお盆で仕事は休み。家にこもっているのも何なので、気になっていたお店でお昼を食べてきた。中国山東省の郷土料理「黄燜鶏米飯」のチェーン店、「楊銘宇」だ。

場所は以前書いた「食彩雲南」にも近い御徒町。店頭の看板では世界に6000店舗!とアピールしている通り(中国の割合が気になるけど笑)、日本にもじわじわ進出中。関東だとここと高田馬場、あと赤羽にあるらしい。なんとなく、すき家とか松屋系のお店を彷彿とさせる店内(壁のメニューのせいかな)。この時は私のほか、中国系のファミリーがお食事中だった。

注文は食券機にて。土鍋煮込みはスペアリブ、ラム、豆腐など種類豊富で、トッピングや辛さなど各種アレンジも出来る。何故かピーマンもあるなし選択制。

(店頭メニューより)

サイドメニューも色々あり、葱油餅、茶葉蛋やクミン豆腐や揚げミルク(ミルクプリンの揚げ物的なやつ)など食べたいものが沢山…。しかし今回は一人だし、本命に専念することに。

結局、一番スタンダードな黄燜鶏米飯=土鍋鶏煮込み定食(980円)を注文した。

待つことしばし。ジュワアアアという派手な音とともに、アツアツのお鍋が運ばれてきた。うひゃー、美味しそう!定食の全体図。おかわり無料のごはんと、ワカメと豆腐の味噌汁……ではなく中華スープ。ごま油がきいていて美味。

煮込みの具は鶏肉、ピーマン、ニンジン、ジャガイモ、しいたけ。お肉たっぷりでボリュームがある。そしてしっかりした味でご飯が進む!たまに出くわす生姜のかけら。煮物の味付けは醤油と生姜がベースなので、日本の家庭料理にもありそうな馴染みやすい味だった。

スープの味は結構濃ゆい。具材と一緒に食べると気にならないが、残ってしまうと飲みづらいので、ご飯を残しておいて、最後は雑炊風に〆るのもおいしそうだった。

《最後に》

不思議と、中華を食べた!という感覚が全然しなかった。日本の居酒屋で煮物を食べたり、家でお母さんの煮物を食べているような、そんな感じ。

「こんな中華もあるんだ!」という驚きをくれる黄燜鶏米飯、とにかく食べやすくて美味しいので、ぜひトライしてみてほしい。