2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
海際から聖アゴスティーニョ(オーガスチン)教会にかけての地域には、「夜呣街」や「夜呣里」など、「夜呣」と名前の付いた道がいくつかある。夜呣街のポルトガル名はRua do Gambõa。これらは18世紀のポルトガル商人・ガンボアに由来している。さらに19世紀…
営地大街に面する路地のひとつ、小新巷。内部は住宅や事務所が多めで、飲食店や生鮮食品店のある路地は衛生的な抵抗感がある……という人にも歩きやすい道だ。ここは結構宣伝に熱心で、庇山耶街側の門をはじめあちこちにポスターや案内が貼ってある。その内容…
波乱万丈の黄山行も無事旅程を終え、帰国日を迎えた。この日は上海で買い物をして帰国したのだけど、買い物やマッサージなど個人的な内容が多いので面白かったこと・おすすめのお店など要点だけ書いて、あとは黄山旅行のまとめをしておしまいにします。 最終…
下環街から聖ローレンス教会の辺りには煉瓦造りの古い建物がいくつか残っており、思いがけず見応えがある場所だ。特にこの辺りにある南巫圍、鳳仙圍、幻覺圍、六屋圍は「下環四圍」と合わせて呼ばれ、昔ながらの住居や生活の名残を今に伝えている。今回はそ…
マカオ半島中東部の紅街市から蓮渓廟にかけてのエリアに行くと、ポルトガル的な風情は鳴りを潜めるようになる。それも当然で、かつてこの辺りはポルトガル人居住区の外に位置する、郊外の田園地帯だったのだ。ポルトガル人街の城壁の外、マカオ半島の北部に…
営地大街の近くにある路地の一つで、帝室の血を引く名家・趙家と縁が深い「趙家巷」(Travessa da Porta)。路地に面した趙家の邸宅跡「趙家大屋」はマカオ政府文化局が修復を予定しているようで、数年もたてば観光地としてオープンするかもしれない。一方で…
レトロな路地、通称レト路地(造語)が大好きなんですが、マカオのキングオブレト路地として広くお勧めしたいのがこの「福榮里」。セナド広場のちょっと西、グルメストリートの福隆新街のすぐ近くにある小さな住宅地だ。 自分が考えている考える良いレト路地…