マカオの街歩きシリーズ総目次。(※今後の全体像でまだまだ未完成)
9月に土地神廟の見学であちこち歩きまわってみて、思いがけない見所を発見したり地名が気になったり、街の歴史に興味が湧いたので、見たことや調べたことをちゃんと記録しておくのが目的です(あくまで個人的な体験とその記録)。今では変わってしまった場所もあると思うので、メモリアル的な意味合いでも。
まだ全然未完成…というか、これから書きたいものを忘れないようリストアップした段階ですが、エリアとそれぞれの場所について、少しずつ紹介記事を書いていきたい。
ここに載せていく情報というのは、ごく普通の、でも複雑な成り立ちを持つ街並みや路地、建物などについて書いた郷土史のようなもので、エンタメやカフェ、フォトスポット等今時の需要に応えるものについては本家観光局様や他のトラベルサイト等にお任せします。
マカオという町の成り立ちについて詳しく知りたい人、もう観光地も行き尽くしたからローカルな情報が知りたい、という人向けです。
基礎知識①マカオ半島全体図
A~Eは目次で使用しているアルファベット・区分です。
基礎知識②地名のしくみ
マカオの道にはかならずタイルの表示板があり、名前を確認すれば道に迷うことはない。とはいえ一言で道といっても色々なパターンがあり、独特のものもあるのでここで紹介しておきたい。
どの字を使うかは道のタイプや成り立ちによって異なり、たとえば「福隆新街」「福隆里」「福隆巷」など似て非なる地名も多いので、地図で探す時には注意が必要。
以下、簡潔にまとめておきたい。
街 | Rua | 通りや道の名前として一番多く標準的なもの。 |
巷 | Travessa | 街よりも狭い通り。 |
里 | Beco | 住宅地を指す。通り抜け出来るものと出来ないものとある。 |
圍 | Patio | 住宅のある袋小路。圍は囲の異体字で、patioも中庭という意味。 |
石級 | Escada | 石段のこと。マカオには7つしかない。 |
補助字 | - | 斜(坂道)、上下、横、新旧など性質を表す語がつくことも。 |
・同じ道でも、複数の名前を持っていることがある(特に「里」と巷や圍は併用されやすい)
・マカオは小さい街なので、「街」と名前がついていても4車線ある大通りから車も入らないような小さな道まで規模は様々。
・4車線以上の大きな通りがあるのは北部やカジノエリア周辺など新興の埋め立て地が多く、そういう道は「馬路」や「大馬路」と呼ばれる。植民地化の進行や都市開発に伴って作られたものが多い。
基礎知識③地名通称
マカオの地図とか道路標識を見ていると、ガイドブックに載っている「セナド広場」などの名称とは別に現地で使われている漢字の通称をよく見かける。
バス停の名前とかにも使われているので街歩きにも役立つし、中国語で情報を調べるにも知っておくと便利なので書いておく。(例えばマカオでは、管轄する教会をもとに街を「風順堂区」「大堂区」などの「堂区」に分けている)
大三巴牌坊 | サンパウロ(聖ポール)天主堂跡 |
議事亭前地・噴水池 | セナド広場 |
大堂・大廟頂 | カテドラル |
板樟堂 | 聖ドミニコ教会 |
花王堂 | 聖アントニオ教会 |
風順堂 | 聖ローレンス教会 |
望徳堂 | 聖ラザロ教会 |
主教山・西望洋山 | ペンニャの丘 |
松山・東望洋山 | ギアの丘 |
漢字で簡潔だから、マカオ慣れすると書くにも呼ぶにもこっちの方が使いやすいのですよね。
A.中心部
③果欄街・十月初五街
◆エリアガイド:
xiaoyaoyou.hatenadiary.jp
果欄街 | 山蔴雀圍 |
大碼頭街 | 西瓜里 |
蠔里 | 爛鬼樓巷 |
十月初五街 | 康公廟 |
南屏雅叙 | 滄州珈琲小食 |
喜臨門麺家 | 英記茶荘 |
B.南部
C.北西部
②紅街市~蓮渓廟
◆エリアガイド:
xiaoyaoyou.hatenadiary.jp
紅街市 | 龍華茶楼 |
露天市場(義字街ほか) | 三盞燈 |
竹林寺 | 蓮渓廟とガラクタ市 |
涼水街と井戸 | 明發家庭用品 |
石敢當行臺 | 橋巷 |