上野・御徒町と言えば新大久保や池袋と並ぶ代表的なアジアスポットである。アジアの中でも特に中華色が強く、中華食材店や火鍋や鉄鍋、羊料理の店が林立し、現地チェーン店もどんどん進出してきている。
しかし面白いのはそこだけではなない。ガチ中華地帯を離れて秋葉原方面に行くと、ハラールマーケットの集まる一角がある。
一言でいえば、インド情緒が色濃いエリアである。アメ横センタービルの地下では中国韓国、東南アジアの食材が中心で、豆やスパイス等のインド食材は(確か)売っていない。なので、ここに来るとまた違った異国情緒を味わえる。
インド食材と言えば、西葛西や大久保のイスラム横丁が有名だが、(自分には)ちょっと行くのが面倒な所にあるので、近所の御徒町で買えるのはとてもありがたい。
場所は御徒町南(秋葉原寄り)の高架線沿いで、近くには味坊グループの老酒舗や羊香味坊、南インド料理のアーンドラ・キッチンがある。
今回は写真の エウサ ハラールマート さんで買い物をしてきました。
ちなみにここにはエウサさんと道路を挟んでもう1つお店があるが、店員さんが行き来しているのを見たので母体は同じなのかもしれない。
高架線沿いにはモスクもあった。以前確かに見かけたんだけど、今日google mapで検索したら出てこなかったので、ローカルすぎて載ってないのか、移転したのか、なくなってしまったのか。秋葉原や仲御徒町にもモスクがあるみたいなので、インド・パキスタン系住民が多いのは確かなんだろう。
上野~秋葉原の大通り沿いではあまり彼らを見かけないが、京浜東北線の線路があって、西側が中国系、東側はインド系の活動圏なのかな。
お店の話に戻ろう。
店内に入ると、強いスパイスとお香の匂いに包まれる。中には野菜、調味料、穀類、インド料理に欠かせない豆とスパイス、さらにインスタント食品など多種多様な食品が並んでいる。冷凍ナンやお弁当(ビリヤニ)、サモサやローストチキンなどすぐ食べられるものも売っているので、買って試してみるのも楽しい。
お店に入るとテイクアウトのお弁当や総菜が並んでいるが、今回行った時には、新大久保でも見かけたウズベキスタンパンが新しく置いてあった。冷蔵庫の中にはジュース類や甘々インド菓子もある。あとは串焼きさえ売ってくれれば、新大久保まで行かなくてよくなるんだけど。
せっかくなので今回買ったもの、良く買うお気に入りの商品を紹介してみたい。
買ったもの
①ジャスミンライス
最近煲仔飯をよく作るようになって、ジャスミンライスの消費量が激しくなった。しかし普通のスーパーで買うと割高なので、探してみたら1kg550円で売っていた。
スーパー(サミット)で買った時は同じ値段で500gだったので、まとめて使う予定があるならやはりお得。業務スーパーで買ったこともあるけどその時の値段は忘れてしまった。
あと、インドでは全粒粉(アタ)をよく使うけど、こちらもインド食材店で買うとコスパがいい。西葛西で買った時には1kg250円くらいだったと思う。(チャパティやプーリーなど、カレーの付け合わせを作る時に使う。インドではナンよりこういう全粒粉のパンを食べるのが一般的)
好きなものシリーズ
ハラールマーケットに寄るとつい買ってしまうお気に入りの御菓子類。
①Soya sticks(豆スナック)
インドの粉ものは、基本的に豆である。フライの衣も豆粉だし、南インドでは豆粉で作るドーナツやクレープもある。というわけで、こちらも豆のスナックである。旅行社の知り合いにもらって以来気に入って、見かけると買ってしまう…。よく見かけるので大手のお菓子なんだと思う。
固めで歯ごたえがあり、スパイスたっぷり。味は3種類で(トマトなんとか、チャイニーズ・チャトカ、後は忘れた)、辛くないものもある。ただ、辛くないのも含めてスパイスは結構きついので、胃腸が弱い人にはおすすめしない。かくいう自分も食べると反動が来るんですが、でも好きだから食べてしまう。
日本でも食べた事ある食感なんですよ、おからか何かのお菓子で、生地が甘くて塩味がついてるの。なんて名前だっけなぁ。
②ナッツのクッキー
地味に大好きな、ピスタチオとピーナッツのクッキー。洋菓子みたいに砂糖とバターたっぷりの芳醇な感じとは違った味わいで、甘さ控えめ・ナッツの風味が香ばしくておいしい。豆を使ってるわけではないけど、後味はおからのダイエットクッキーみたいな感じがある。
130円で安売りしていたので、近々また買いに行く気がする。