壺中天

歴史、旅行、ごはん、ゲームなどアジアなことを色々つづります。

【水都百景録】特殊住民の自宅づくり その3

【10/30追記】「文徴明の家」を追加しました。

最近の水都は真新しい更新もなく完全に自助のゲームと化しているのですが、コンセプトを考えながらそれでも遊び続けております。特殊住民の家もついに10個目に突入!

前回分はこちらからどうぞ。

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(9)木増の家

・木増(ナシ族)は雲南麗江の豪族。なので、麗江古城をイメージしたエリアを作ってみました。

山は麗江にある玉龍雪山のイメージ。玉龍雪山はナシ族の民族宗教・東巴教の聖山。今は麗江からアクセスできる観光地としても整備されているそうだ。山の建築ガチャ、もっと回しておけばよかったと後悔…。

麗江には木一族が代々拠点としてきた「木府」という邸宅跡があるので、それをイメージしてみました。書肆は木氏の蔵書が収められた「万巻楼」、漢白玉の牌坊は木府の前に建っている牌坊「忠義坊」の再現です。木増は財務値が高いので、書肆での生産にも活躍してくれるし、ちょうどいい配置。

・また、麗江は水が豊富な水路の街。街に張り巡らされた水路と、そのほとりに植えられた柳を再現しました。やっぱりロケーション蘇州で良かった!

・陶然雅居は何となくのイメージ。麗江の町は黒い瓦屋根が連なっているイメージなので、そう見えるような建築をと思い置いてみました。

・突貫のアイデアだったけど、小さな町のようで結構気に入っている一角です。街のはずれにあるけれども、ぜひ友人の徐霞客に遊びに来て欲しいな。

 

(10)万戸の家こちらの漫画でも描いた「世界初の宇宙飛行士」こと万戸さんのおうちです。夢とロマンに生きる男なので、むしろ秘密基地みたいな!

・場所は「暮夜坊」という区画。作中テキストによれば星が綺麗に見えて天文好きが集まる場所だとか!むしろ占拠しちゃってすみません笑天文ガチ勢の方々には怒られそうですね。

・建築は中秋節建築の「月見の庭」、灯篭各種、「竹林の寝床」日本的感覚だと月と言えば竹、となるんですが、中国だとどうなんでしょうね?

・むしろ中国だと月は桂花=金木犀と結びつけられているので、杭州の市の花でもある金木犀を植えました。中国では桂花は月原産の植物とされていて、満月の金色の輝きは月の金木犀が満開だから…なんてロマンチックな説があるんだそう。

・そんなこんなで夢いっぱい浪漫たっぷり、そんなおうちに仕上がって満足です。竹林の寝床で寝そべりながら月に思いをはせたりしてるのかなぁ…(妄想)

 

(11)袁可立の家

・袁可立くん、水都だと漁師姿でどんな人かわかりにくいですけど、実際は山東半島の地方官として満州族(後金)と戦い、遼東半島一帯を奪還した名将です。最終的には兵部尚書防衛大臣もやってる軍事の大物ですよ!

・というわけで、山東半島っぽい細長い敷地(後付け)、見張り台・長城っぽい高台(後付け)、国境地帯っぽい雰囲気の敷地に家を置きました。あとは高台の近くに、旗とか立ってるといいかもなぁ。

・本当は城壁とか軍事施設系の建築があると嬉しいんですが、現時点ではないので代わりに祠堂を置いてます。これは何かというと、袁可立は免職されて故郷に帰った時、「袁家山」という別荘兼道観を建てたため。晩年の彼は篤く道教を信じたそうな。

・あとは、家の手前に釣り堀です。どこから入るの!?って配置がどうしても気になってしまいますが…。

 

(12)文徴明の家

・ようやく主人公の家が…。文藤の再販でようやくおうちの構成要素が揃ったという感じです。

・場所は文徴明が実際住んでいた蘇州文藤は今でも蘇州博物館の敷地内にあり、樹齢440年でまだまだ現役!すごいなぁ。

・作中テキストでは、文徴明は竹が好きということだったので竹を植えたかったのですが、蘇州に竹は置けないので諦めました。その代わりに、この家がある場所は「緑竹塢」!…まあ、たまたま空いてた敷地がそこだったってだけだけども(;´∀`)ハッ…まさかそれも運命!?

・とりあえず、画家絡みの建築として「絵描き机」を設置。沈周の家を造った時、真面目な文徴明は外で描かなさそう…とか書いたけど、置けるものは置くスタイルで置いちゃいました。文藤の下にも机があるし、今更感。

・あとは近くに画室。これはお店というか、文徴明の絵画教室のイメージです。

・と来たら、董其昌の家も作りたくなってきたな。次は董先生で行くか。

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