壺中天

歴史、旅行、ごはん、ゲームなどアジアなことを色々つづります。

特殊住民の家づくり その5

滅茶苦茶久々のシリーズです。

最近は結構街をいじってます。松江府がお気に入りの街だし今のところ生産をほとんどしないので、イベント建築をたくさん置いて景観優先の街づくりをしています。

新府が開放されて住民が移動したこともあって、新たに家を建て直したケースもちらほら。それから閑人の家もそれなりにこだわるようになったので、併せて記録していきます。

 

(14)徐光啓・利瑪竇の家Ver.2 @松江府

応天⇒出身地の松江にお引越し。場所はこだわりの「徐滙涇」=今の上海徐家滙で徐光啓の出身地。ここは前回まで徐光啓の家だったんですが、心機一転してリセットしました。(前のはこちら↓)

コンセプトは「西洋街」。噴水に見立てた「山水庭園」と石畳でヨーロッパの広場を再現。周りを建物で囲みました。倉庫と九間楼の石造りで堅牢な雰囲気が西洋建築のように見えてなかなかいい感じ。

ちなみに九間楼は徐光啓の邸宅ですが、彼は屋敷に付属教会を建てたので、ここでは教会に見立てて、鐘楼代わりの「暢音楼」を置きました。結構異国情緒があってお気に入りです。

観星台と改良農地は据え置き、天文と農業は徐光啓の得意分野です。石燈籠があるのは、夜に天体観測する時に道を照らしてくれるように…とこだわりがあったりします。

 

(15)董其昌の家Ver.2 @松江府

蘇州⇒出身地の松江にお引越し。董其昌は偏屈なたちでゲームでも潔癖な性格とあるので、塀をがっつり配置&目隠しの照壁も置いてガードの固いつくりにしました。

家の脇には彼の服に描かれている銀杏の木、坐禅石や観音座がおいてあるのは彼が禅宗の影響を強く受けていたため。左にあるのは宝物館。彼は史実では書画の大収集家で、過去の作品をガンガン模写して学んだり、評論家としても名声を博したとか。しかし、それを買い集めるために各方面で暴利をむさぼっていた一面もある…。ガードが堅い家なのは宝物館のためでもありますね。

前の家には絵画教室に見立てて画室を置いていたけど、今回は閉鎖的なコンセプトにしたからあまり人の出入りの多そうな施設は似合わない気がする。

 

(16)袁可立の家Ver.2 @松江府

相方の董其昌に合わせて彼も応天⇒松江にお引越し。

場所は「上海涇」。この形状が、彼が史実で地方官として赴任した山東半島にそっくりだったので、ちょっと手狭ですがここに家を造りました。

コンセプトは「登莱巡撫の軍事基地」。山東の登州・莱州は明末には対岸の遼東半島を占領する後金軍(のちの清)に対抗する軍事基地で、登莱巡撫は実際前線司令官の役目も負っていました。というわけで、造船所、槍立て、陣太鼓、旗竿と軍事に関連しそうな建築を配置

巨大な建物は雲中閣、これは山東半島にある「蓬莱閣」という建物がモデルなのですが、蓬莱閣のある煙台は蜃気楼の名所、そして蓬莱閣には山東で蜃気楼を見た袁可立が詠んだ詩「観海市」を刻んだ石碑があります。

大理石の牌坊は彼の故郷に建てられた「袁尚書大石坊」のイメージ。袁可立は対後金戦で活躍したあまり清の皇帝たちに恨まれ、牌坊は清代に壊されちゃいました。

 

(17)唐伯虎の家彼は科挙の陰謀に巻き込まれて出世コースを断たれてから蘇州の桃花塢に住んだので、水都の蘇州でも桃花塢に家を建てようとずっと思っていたものの、桃の木がなく頓挫していた。

イベントで手に入れた「去年の桃花」も次の鬼門に使っちゃったので、さてどうするかと思ったときに春建築の「桃林の孤亭」が実装。あとは同じく春建築の「春の野遊び」も桃っぽい花が咲いているし、よく見たら「会稽の山陰」にも。

…と思って寄せ集めたら山深くなっちゃったので、他にも山系建築を集めて隠遁地みたいな感じにしちゃいました。唐伯虎は隠遁者は隠遁者でも市中の隠遁者なんだけどね…。

奥の滝から続く白いスペースが、水のようにも山中に立ち込める靄のようにも見えて気に入っている。

隣は文徴明の家にしたので、松江府開拓が終わったら帰って来てもらいましょう。

 

(18)鍾馗・魏徴の家

建築「鬼門」をどうするか問題から生まれたスペース。今年になって鍾馗と魏徴のコンビが揃って、作中ではこの二人は魔除けの門神の起源。あ、なんだ鬼門にぴったりな人たちじゃんとピンときて、彼らの住まいと併せました。

どういうことかと言えば、神話上の鬼門は度朔山というところにある。そこには大きな桃の木が生えていて(桃は魔除けの木)、神荼と鬱塁という二人の神が鬼門を守っている。そしてこの神荼と鬱塁が門神のルーツと言われているのです。

というわけでまずは桃の木を配置。二人の家は鬼門を挟んで左右対称に。門神は扉の左右に貼るので、そのイメージで。

あとは赤と黒を色のコンセプトにして、紅葉や黒檀の牌坊、あとは荒涼としたイメージから太湖石をいくつか置きました。装飾分が足りず、まだ発展途上のおうちです。

 

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