壺中天

歴史、旅行、ごはん、ゲームなどアジアなことを色々つづります。

特殊住民+閑人の家づくり その6

最近は街づくり以外ほぼやってないのですが、逆に街づくりはアイデアさえあれば結構夢中でやっているので、作ったものを載せていきます。住民の家シリーズももう20の大台に突入するのかと思うと結構感慨深いです。

(19)包拯の家(杭州

名判官・包拯の裁きの庭。包拯は史実込みで好きなので彼絡みの施設を作りたかったものの、ずっとスペース不足に悩んでました。杭州に住まわせてるのは南宋の都だからなんですが、杭州はなかなか広い土地が取れない地形なのです。

今回杭州にばっさり手を入れてようやく完成にこぎつけました。奥には石碑亭と別墅門廊を宮殿もしくは四合院風に配置。

手前は庶民のスペース。画廊は指名手配の看板、訴えを知らせる登聞鼓、あとは包拯が使用した刑具をリメイクしたという設定の「顔だし看板」を置きました。四阿も置いて、ちょっとした公園のような開放的なスペースに。周りを菊で囲んでいるのは、包拯が活躍した北宋の都・開封の市花だから。

おやおや、奥方が商館取引に駆り出されっぱなしで全然一緒に過ごせない趙明誠が登聞鼓を鳴らしに来たのかな…?

(20)宋仁・孔融の家(松江)

閑人・宋仁(孔子)と孔融の住む農村風の区画。コンセプトは「ここだけ曲阜」教育熱心な孔一族らしく書院と龍亭(科挙会場)を置いて、手前には茅葺系の建築を集めました。住居は宋仁が「孟母の旧宅」、孔融が「茅屋」。郊外の廃屋の隣に厠を置きましたが、なかなかよくなじんでいると思います。

この頃丁度「煙雨」の建築ガチャで水路系の建築をたくさんゲットしてあちこち置いたんですが、こうして見返すとイマイチかも。また手を入れようと思います。

(21)五済・宋慈の家(蘇州)

華佗こと五済&法医学者の宋慈の住む「医者の村」です。右側は診療所で人工物多め、左側は薬草畑でひなびた雰囲気に。蘇州には李時珍も住んでいるので彼も住人に加えたかったのですが、民家のデザインがこの雰囲気にどうしてもなじまなかったので諦めました。通勤してるということで。

草堂を置いたのですが、よく見たらこれ、桃花村報酬建築(というか「独楽園図」の建築)の寄せ集めになってるんですよね。水遣り亭を置いたら、二つに増えてしまってちょっとおかしい。

(22)嬴政の家(応天)

始皇帝の不老不死帝国です。水が多いのは、秦は五行説で水徳の王朝だから。そして五行説では「水」に相当する色が黒なので、黒系の建物で固めています。実際の秦王朝でも黒を重んじたそうですし。

両脇には「固興の鼎」。これは勿論、王権・帝権の象徴「九鼎」から。奥には丹薬炉も置きました。中々威圧感があるなぁと思います。

(23)周瑜の家(応天)

三国志オタ待望の周瑜の家。場所は勿論呉の都・建業=応天府!「秣陵里(後漢時代、孫権が建業と改名するまでこの町は秣陵と呼ばれていた)」の区域に近いロケーションもこだわりです。
やはり風流で美意識高い感じにしたかったので、夏限定建築『仲夏の東屋』を中心に周りには華やかな「花見手水」、それから音楽の名手として外せない「金陵琴派」、池の中心には赤い牡丹を置きました。コーエーさんに育てられた歴オタとしては、やっぱり呉といえば赤のイメージ。広場と道路を1マスずつ置いたのは、飛び石みたいにしたかったんです。

ちなみに周瑜の家の近くは、暢音楼や遊郭(琴楼)、部隊の集まる演芸エリア。そういう意味でも、ピッタリな住まいで気に入ってます。