壺中天

歴史、旅行、ごはん、ゲームなどアジアなことを色々つづります。

プレイ日記【6月アプデ告知/歴オタの不安】

アプデ告知や所感についてのひとりごと日記です。

ここは個人のブログということで、率直な言葉で率直な感想を書いています。

これまでのアクセス解析を見るにネガティブな内容を含む記事を共有したがる方がいるようですが、それは貴方の自由で妨げることはしません。共感に基づく引用も、晒上げもご自由にどうぞ。ですが水を差さぬよう場所を選んでいるという点は、ご理解いただければ幸いです。

 

本日、6月1日の新都市・徽州府アップデートが告知されました。

 

率直な感想としては、え、もう?という感じ。7月だと思ってた。

応天府のエリア開放からまだ一か月で、まだ赤蟹集めに奔走している方もいるのでは。名所「江南貢院」開放に必要な赤蟹5個はイベント配布でクリアできるにしても、赤蟹10個必要な「斜陽里」の開放には運が絡んで時間がかかりがち(自分はちょうど今朝開放が終わった)。ただでさえ赤蟹のドロップ・出現率は低いし。

貢院のある金銀里と違ってこちらは解放で新要素が追加されるわけでもなく、後回しにできるのは確かだけどね。

 

4月20日以降応天府の区域開放のためひたすら唐傘づくりと輸送、漆器絡みの建物づくりに奔走して、ようやく終わったと肩の荷を下ろしたところだったので、自分的にはワクワクというよりちょっと休ませて、って気分。街づくりも追いついてないし。

 

素直に喜べないのは、松江府開拓から延々と続く唐傘生産⇒輸送⇒商館取引、というルーティンをこなすのにかなり疲れてるせいもあると思う。ポチポチするだけだけど、だからこそ疲れてる。

まぁ、それも「新都市までにお金貯めないと」「応天府の開けた敷地埋めないと」という強迫観念から来てるので、別に急がなくていいじゃん、と自分に言い聞かせてのんびりやっていこうと思います。

 

さて、気を取り直して新要素を整理してみます。

 

 

次の舞台・徽州は現在の安徽省名勝・黄山のふもとに広がる、牧歌的な風光明媚の地。春は菜の花が綺麗なのも現地そのまま!どんな土地柄かというと…

徽州の辺りにはもともと山林が広がり、当初は三国志でお馴染みの「山越」と呼ばれた非漢族の人々が居住。次第に華北から漢人移民が流入するようになった。その後開拓が進むが地形上耕地が限られ、同地の人々は商業に活路を見出すようになった。

明代の15世紀からは徽州出身の商人集団(徽州商人)が生まれ、中国内の手工業の発展や海外貿易の隆盛を背景にその流通網を掌握し、19世紀の清代に至るまで活躍することになった。

これまで舞台になってきた政治都市の応天府、大商業都市・蘇州、水上交易の拠点・杭州などと違って、山村的な雰囲気が新鮮ですね。

 

ゲームシステム的には、徽州アプデの目立った新要素は

【徽州商人】

商人を育成し、各資源取引の独占を目指す。独占を達成すると資源ごとに建築「老舗」が開放される

【雅集】

他プレイヤーと交流しながらエリア内の造景を進める。説明文から察するに桃花村の探検隊が恒常化したもの、または他ゲームでいうギルドのようなもの?流れとしては、

①雅集専用の資源がある。

②ログイン(押印)や雅集での活動でこれを受け取ることができる。

(雅集では資源を提出して建築の完成度を上げるとあるため、桃花村と似た感じ?)

③獲得した資源を「雅集商店」で報酬や雅集限定建築と交換できる、

という感じらしい。

 

【桃花村の更新】

⇒「新・桃花村の謎(千金記)」スタート

これまでのストーリー「聚宝盆」が終了。今月上旬の告知によれば、これに伴って桃花村報酬のうち、「蓮の池」「玲瓏棋局」など厳さま秋限定建築の交換がストップするようだ。

 

あとは新住民、実績、悪党追加などいつものやつ。

 

個人的には雅集がソロプレイ派の自分に合っているかどうか心配。桃花村くらいのドライさでできれば楽しめそう。

また、街が増えるほど追加要素が増えて忙しくなるので、すべて全力でこなそうとするとかなりキツくなってくる。倭寇対策とか、桃花村とか、イベントミッションとか、手を抜ける・諦められるところは切り捨てていかないとついていけなくなると感じた。(ただでさえ自分は二次創作もやるし、もちろん実生活もあるし)

 

4月にプレイスタイルの方針を「やりたくないと思ったらやらない、好きなことだけやる」と決めたので、無理して嫌気がささないようにマイペースを保つことに気を付けたい。そこまでして結局続けるの?と言われれば、作品の中国情緒は大好きだからイエス。推しがいるから絶対的イエス

 

あとは不安点。やること多すぎとか普遍的な話じゃなくて、すごく個人的な話。

何かっていうと、歴オタ、新規キャラに不穏な行き先を嗅ぎ取ったの巻。

 

※歴オタがウザイ管を巻くので、見世物小屋を覗いてみたくなっちゃうタイプ以外の方は引き上げ推奨です。

 

 

 

ではこれより、歴オタの屈折した心理をお楽しみください。

 

これは沈度・陸深以後のガチャからもうその傾向はあったんだけど、最近新規キャラの創作度が強まってきてあまり魅力を感じなくなってきたんですよ。

 

所詮は歴オタだから、仮名実装・架空感のあるキャラにはあまり食指が動かなくって(白素貞とか物語な意味での架空は別)。

実名を離れると、歴史的なモデルがいても人物関係がアレンジされやすいのも気になる点。たとえば蘇軾の門人・秦観がモデルといわれる満庭芳が妻とされる蘇小妹じゃなくてオリジナルキャラの文漢儒と仲が良かったり、こういうところにちょっと納得いってない奴。

というか、無双とかでも一部そうだったんですけど、歴史人物とオリキャラが混ざり合ってて新規に関係を築いているような、そういう世界観が割と苦手なんですよ。(極端な話、唐代を舞台にしているはずの杭州探検に董其昌が食い込んでくることにすら抵抗があった)

 

でも本国だと炎上以降仮名化が進んでるから、これからますますその路線になっていくのに耐えられるか不安。現に今の江百wiki見ても、最近のキャラは本当に誰が誰やらわからない。今回は朱元璋と(嫌な)縁のある藍玉、徽州商人の程大位は実在人物だけど後はどうだろうか。

有名人を住まわせるのも日本だと無名な人を発見するのもロマンだった。最初の頃の、え、あの○○が出てくるの?○○って誰?知らなかったすごい人じゃん!的なワクワクが最近ないのが残念。中文wiki見てると、人物的なモチベとしては端午の人と北虜南倭に強い人が分水嶺っぽい気がする。

 

彼等にも元ネタがちゃんといるかもよ?とは思うんだけど、名前が違うとやっぱり別人なんですよ。例えば徐光啓が徐西藷とか名乗ってたとして、作中ではその名でしか呼ばれないから結局は「ぽい人」でしかなく、いくら見た目ドストライクでも今のように好きになれなかったと思う。

 

でも「この人はこうじゃないでしょ!」という声を封じるために仮名化に踏み切った事を考えると、「水都は歴史ゲームである」という自分の認識の方を変えていかなければいけないのはわかるそれが作品を守るための選択だということも。

でもその溝を埋められないのが自分という歴オタで、ゲーム世界を選ぶか史実世界を選ぶか問われれば、たぶん史実世界を選んでしまうんだ。

 

だからめんどくさいし煙たがられるし、自分が「水都百景録」のファンといえるのか不安になる。

 

せめて徐光啓徐光啓でいてくれて本当によかったと思ってる

大好きなのは可愛いからってだけじゃなくて、史実の徐先生に対する敬意や中国天主教史を研究してきた経験と不可分だから。

このままだと初期キャラ原理主義者になりそうで怖い。今も正直、実名史実or古典キャラ以外は視界に入ってない節があるのに。

 

……まぁ、楽しめる方法を模索しながら出来るだけ楽しみたいとは思っているので、頑張れるだけ、「部活」頑張ります。